体育学科の卒論発表会。
体育学科には、保健体育科教育系、人文社会学系、自然科学系の3つがあり、自分は自然科学系であるので、その卒論を聞いた。
自然科学系では、スポーツバイオメカニクス的観点からの研究をしている。
全部で11題の発表があり、なかでもおもしろいなぁと思ったものは、「股関節外転筋群の疲労が片脚着地時の下肢動的アライメントに及ぼす影響」という演題。
名前は難しそうだけれども、股関節外転筋群(中殿筋、大腿筋膜張筋)の疲労と前十字靱帯損傷を関連づけて実験・考察したもので、
股関節外転筋群を疲労させる前と疲労させた後での、膝関節内旋角度や筋放電量から前十字靱帯損傷の原因を見出したものだ。
結果は、機能的に中殿筋を使用することにより、膝関節の内旋を防ぐことができるため、前十字靱帯損傷を防ぐことができるのではというものであった。
ズラリと並ぶ今まで使ったことがないような言葉。
一年前にこの話を聞いていたら、全く意味の分からない内容だったと思う。
そう思えば、この一年で多くの勉強ができたのだと実感した。
卒論のテーマだけはすでに決まっているので、これを一年かけて、納得いくものを作りたい。
同じ自然科学系の友達が、自然科学系の研究室に掲示した言葉。
「体育学科といえば、自然科学系と言われたい」
自然科学系は、保健体育科教育系に比べると影が薄く、人気もないような感じである。
だけど、体育学部を卒業したと胸を張って言えるためには、大事なことである。
誇りを持ち、自分の興味のある学問を深めていく。
勉強をすることがこんなにも楽しいと感じていることは、この20年あまりで今が一番である。
保健体育科について、教育について、スポーツバイオメカニクスについて、満足いくまで勉強し、来年の卒論発表会を迎えたい。そんな気持ちになった。
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